2013年11月29日

私の代わりに怒られる-モデリング理論-

モデリング学習とは?


バンデューラは従来の条件付けとは異なる学習理論を提唱しています。
バンデューラの学習理論は、モデリングによって学習されることがある、
というものでした。

モデリングとは、モデルを観察して真似ることです。

これをモデリング学習または観察学習と呼ばれます。

モデリングの実験


バンデューラは、子供たちを2群に分け、暴力的なビデオを見せました。
暴力的なビデオの内容には2群で違いがありました。

それは、暴力的な行為が賞賛されるかどうかです。

モデリング実験の結果、暴力的な行為が賞賛されるビデオを見た子供は、
のちに暴力的な行動を示しました。


代理強化と直接強化


この実験をもとに、バンデューラは、代理強化によって暴力行動が強化されたと考えました。
代理強化とは、自分の代わりに誰かが強化子を与えられているのを観察するだけで、観察していた人の行動頻度が変化することです。

「いじめっ子が先生に叱られているのを見ていじめをやめる」
「授業で質問をした友達が先生に褒められているのを見て、質問をするようになる」
「犯人を見せしめに死刑にすると、犯罪が減る」

なども代理強化の例です。
代理強化による学習がモデリング学習・観察学習です。


モデリングを応用した心理療法


モデリングは認知行動療法にも応用されています。
たとえば、社会的スキル訓練(SST)は、社会的な技能を身に着けることが目的にされますが、
カウンセラーのモデルを真似することによって社会的スキルを獲得させることもあります。


posted by 心理士さん at 19:47| Comment(0) | 行動心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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