2013年12月04日

不安階層表

不安階層表とは?


不安階層表とは、段階的にエクスポージャー法を行う際に用いられる表のことです。
クライエントにどの状況がどの程度の不安かを低いものから高いものまで記入してもらいます。

不安階層表.jpg
不安階層表のイメージ


不安階層表のメカニズム


条件刺激の性質が変化していくとSR連合が弱まっていくことを般化勾配と言いいます。
たとえば、大勢の大人(条件刺激)が不安な社交不安障害のクライエントであれば、
大勢の大人⇒大勢の大人と子供⇒少数の大人

と不安が少なくなっていきます。

不安階層表はこの般化勾配の考えに基づいています。


不安階層表の作り方


不安階層表は特に決まったフォーマットはありませんが、
通常、クライエントに合わせて、状況と不安得点の蘭、状況と恐怖得点の蘭、のように作ります。

不安得点は、100点〜0点、100%〜0%のような単位を用いることが多いです。

不安階層表をフィードバックに使う


不安階層表をまずエクスポージャーを行う前に書いてもらいますが、
エクスポージャーをした後に不安が下がったことをフィードバックするために、クライエントに不安階層表を記入してもうことにも用います。

そうすることで、「不安状況を避けているのでは解決せず、不安に直面すれば不安がだんだん下がっていくんだ」といった理解を促進できる可能性があります。

フィードバックに使う場合は、エクスポージャー前と後の不安得点蘭を用意する必要があるでしょう。

不安階層表を効果指標に使う


不安階層表は、効果の指標として使うこともできます。
どのような介入を行ったらどのような効果があったのかというエヴィデンスを示すために、不安得点が何点から何点に下がったことを示す不安階層表が使えます。

不安階層表だけで効果を示すのではなく、標準化された不安尺度や恐怖尺度が用いられることもあります。







posted by 心理士さん at 06:50| Comment(0) | 行動的技法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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