2015年11月06日

オペラント条件付けに基づくPECS

PECSとは?


PECS(絵カード交換システム)は言葉が出にくい自閉症児や知的障害児などに用いられる代替コミュニケーション法の一種で、療育現場などでしばしば使われます。

PECSはオペラント条件付けに基づいた技法です。
絵カードを渡すという行動に対して、絵カードに描かれたものをあげる(正の強化)、ということを行います。


PECSの手順


まずは使い方を覚える


まずは補助が一人と、絵カードに描かれたものを与える者が一人必要です。
自閉症児が何かを欲しがっていそうな時に、補助をする人が絵カードを渡すように促します。
このとき、「これ渡してね」というような言葉ではなく動作で促すことがポイントです。

初めは1枚の絵カードだけを見せて相手に渡すようにします。
次第に複数の絵カードから欲しい物(やってほしいこと)の絵カードを1つ選びます。


使い方を覚えたら般化


絵カードの使い方を覚えたら次は般化です。
絵カードを遠くに置いても、学校でも家でも、別の人が相手でも、絵カードが使えるように般化していきます。補助をする人(プロンプター)もなしで実施していきます。

詳しい実施方法についてはオペラント条件付けに基づくPECS2で



PECSで用いる絵カードがCDに収録されています。パソコンに入れて印刷する必要があります。
プリンターがない場合はUSBにコピーしてコンビニのプリンターにさせば印刷可能です。



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2015年09月15日

自分に言い聞かせる 自己教示訓練

自己教示訓練とは?


自己教示訓練とはマイケンバウムが考案した認知的技法です。

自己教示訓練では修正したい自分の行動上の問題や、認知・感情を、自分に言い聞かせることを行います。

自分に言い聞かせるセルフトーク


セルフトークは自己教示訓練の特徴です。
自分で自分に説得的に指導的な命令を出します。

セルフトークは「声に出す」場合もあれば内言によって「心のなかで」行う場合もあります。

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posted by 心理士さん at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

言語という行動2

強化子を用いた発達障害児支援


要求する言葉を話したときに、すぐに要求したものを渡すことによって、
言語行動を強化する方法があります。

先行子⇒言語⇒強化子

のうち、言語が出た後に強化子を与える支援方法です。

例えば、「抱っこ」という言葉が出た時には抱っこしてあげます(強化子)
すると抱っこをして欲しいときには「抱っこ」と言えば抱っこしてもらえると学習することができます。

さらに、「抱っこ」とだけ言った場合には抱っこせず、
「抱っこして」と文を作れた場合には、抱っこをする、といった具合に弁別学習をしていくことも
有効な支援となるでしょう。

ただし自発的にいきなり「抱っこして」と文で言うことが無い子供の場合は、
模倣させることも必要かもしれません。


先行子を用いた発達障害児支援


言語獲得の支援として先行子を活用する方法があります。
つまり言語行動が生じるような状況をあえてつくり出します。

例えば、夕御飯のみを用意してお箸が用意されてない状況をあえて作ります。
すると、「お箸」「お箸ない」「お箸ちょうだい」といった言語行動が生起しやすくなります。

当然ですが、言語行動が出たときにはお箸を渡さないと言語行動が維持されません。
言語を話す状況を作っても、話してもお箸がもらえないのなら話す必要がないと思ってしまうかもしれません。


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